【Laravel】Request Durationの許容範囲について解説

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こんにちは、かつコーチです。

Laravelで開発していると、データの取り出しが多くなったり、

複雑になるとパフォーマンスに影響してくることがあります。

表示が遅いなーと思うことも出てきますが、具体的にどのくらいの速さ以内なら良いのかを調べてみました。

今回はそのパフォーマンスについて解説します。

500ms以下であることが理想

パフォーマンスに関して、Laravelのリクエスト時間(Request Duration)は、

500ms以下であることが理想的とされていますが、

実際の許容範囲はシステムの規模や複雑さ、ユーザー体験の期待によって異なります。

一般的な目安

  • 100ms以下: 非常に速い。ユーザーがほぼ遅延を感じません。
  • 100ms〜500ms: 良好。多くのシステムではこの範囲内なら問題ありません。サーバー側処理が複雑であっても、500ms以内ならユーザーにとって快適な速度です。
  • 500ms〜1秒: 許容範囲内。ただし、特定の機能やページが1秒に近づくと、ユーザーがわずかに遅さを感じる可能性があります。例えば、複雑なクエリやデータの多いリストの表示では、この範囲でも許されることが多いです。
  • 1秒以上: ユーザーが遅延を感じ始める可能性があり、改善を検討する必要があります。特にユーザーに頻繁に使用される機能やページの場合、1秒を超えるとUXに悪影響を与えるかもしれません。

最適化のために確認すべきこと

  1. N+1問題の確認: 特にリストを表示している場合、EloquentのN+1クエリ問題が発生していないか確認し、withloadを使ってリレーションを事前にロードして最適化する。
  2. データベースインデックス: クエリに使用しているカラムに適切なインデックスが設定されているか確認。
  3. クエリの最適化: クエリビルダーやEloquentを使用している場合、不要なクエリを避け、効率的なクエリを実行しているかチェック。
  4. キャッシング: 頻繁に使用するデータはキャッシュを使用することで、リクエスト時間を短縮できる場合があります。
  5. Paginationの活用: 一度に多くのデータを表示する必要がある場合、ページネーションを使ってデータ量を制限することで、パフォーマンスが向上します。

まとめ

  • 500ms以内が理想的。
  • 500ms〜1秒は許容範囲ですが、さらに最適化できる余地があるかもしれません。
  • パフォーマンスの向上には、N+1問題、クエリの最適化、キャッシングなどを確認することが有効です。

もし、特定の部分で遅さが目立つ場合、その部分に対する詳しいデバッグや最適化が必要です。

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