こんにちは、かつコーチです。
前回はJavaがどんな言語かを解説しました。
今回は、実際にJavaのコードを動かすための第一歩、JDK(Java Development Kit)のインストールを行います。
私は最初のインストール時に、PATH設定を忘れたせいで「javaコマンドが見つからない」というエラーに1時間近くはまりました。
同じ失敗をしないよう、つまずきポイントも含めて手順を解説します。
JDKとは何か
JDK・JRE・JVMの違い
Javaの環境構築でまず混乱しやすいのが、似た略語の使い分けです。
- JVM(Java Virtual Machine):コンパイルされたJavaのプログラムを実行するための仮想環境
- JRE(Java Runtime Environment):JVMに加え、実行に必要なライブラリをまとめたもの
- JDK(Java Development Kit):JREに加え、
javacなどの開発用ツールを含んだセット
つまり、コードを「書いて動かす」開発者は、実行環境だけのJREではなく、JDKをインストールする必要があります。
どのディストリビューションを選ぶか
現在はOracle以外にも、無償で商用利用しやすいJDKの配布元(ディストリビューション)が複数存在します。
| 配布元 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|
| Eclipse Temurin | Eclipse Foundationが提供する無償OpenJDKビルド。安定して人気が高い | ◎ |
| Oracle JDK | Oracle公式。ライセンス条件を要確認 | ○ |
| Amazon Corretto | AWS環境との親和性が高い | ○ |
学習目的であれば、無償で使いやすいEclipse TemurinのJava 21(LTS)を選んでおけば問題ありません。
基本の書き方:インストール手順
手順1:インストーラーをダウンロードする
Eclipse Temurinの公式サイトから、自分のOS(Windows/macOS/Linux)に合ったJava 21のインストーラーをダウンロードします。
macOSであれば.pkgファイル、Windowsであれば.msiファイルを実行し、案内に沿って進めればインストールは完了します。
手順2:インストールを確認する
ターミナル(Windowsはコマンドプロンプト)で以下を実行し、バージョンが表示されるか確認します。
java -version
openjdk version "21.0.4" 2024-07-16
OpenJDK Runtime Environment Temurin-21.0.4+7
OpenJDK 64-Bit Server VM Temurin-21.0.4+7
コンパイラのjavacも併せて確認しておきましょう。
javac -version
つまずきやすい設定・注意点
Windowsの場合、インストーラーが自動でPATHを通してくれないことがあります。
その場合は環境変数Pathに、JDKのbinフォルダ(例:C:\Program Files\Eclipse Adoptium\jdk-21.0.4\bin)を追加する必要があります。
macOSでも、複数バージョンのJDKを入れている場合はJAVA_HOMEの向き先を意識しないと、意図しないバージョンが使われることがあります。
よくあるつまずきポイント・エラー対処
javaコマンドが見つからない
❌ Before:PATHを通さずコマンドを実行する
私が初めてJDKをインストールしたとき、インストーラーの完了画面だけを見て安心し、そのままターミナルでjava -versionを叩きました。
すると次のようなエラーが表示され、原因が分からず数十分悩みました。
'java' は、内部コマンドまたは外部コマンド、
操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。
インストールはできていても、OSがjavaコマンドの場所を知らない状態だったことが原因でした。
✅ After:環境変数PATHにbinフォルダを追加する
JDKをインストールしたフォルダの中にあるbinフォルダのパスを、環境変数Pathに追加します。
追加後はターミナルを再起動してから、再度java -versionを実行して確認します。
java -version
javac -version
両方でバージョンが表示されれば、PATH設定は成功です。
複数バージョンが混在してしまう
Java 8やJava 17など、複数のJDKを併用したい場面もよくあります。
その場合はmacOS/Linuxならsdkman、Windowsならjenvのようなバージョン管理ツールを使うと、プロジェクトごとにJDKを切り替えられて便利です。
sdk install java 21.0.4-tem
sdk use java 21.0.4-tem
応用・一歩先の使い方
チーム開発では、メンバー間でJDKのバージョンがずれていると、ビルドエラーの原因を探すだけで時間を浪費してしまいます。
プロジェクトのREADMEに使用するJDKのバージョンを明記しておく、あるいは後述するMaven/Gradleでバージョンを固定しておくことをおすすめします。
まとめ
この記事のポイント
- 開発にはJRE単体ではなくJDKが必要
- 学習用途にはEclipse TemurinのJava 21(LTS)がおすすめ
- インストール後は
java -versionとjavac -versionで必ず動作確認する - 「javaコマンドが見つからない」エラーの多くはPATH未設定が原因
- 複数バージョンを使い分けるならsdkman等のバージョン管理ツールが便利
次に読むべき記事
JDKの準備ができたら、次は快適に開発するためのIDE、IntelliJ IDEAの環境構築です。
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タグ: Java, 初心者向け, 環境構築