【Next.js】create-next-appで環境構築する手順

JavaScript

こんにちは、かつコーチです。

前回はNext.jsとは何か、Reactとの関係を解説しました。

Next.jsが「Reactにルーティングやサーバーサイドレンダリングを足したフレームワーク」だとわかったところで、今回は実際に手を動かして、自分のパソコンにNext.jsの開発環境を作っていきましょう。

ReactシリーズではViteというツールを使いましたが、Next.jsには専用のセットアップコマンドが用意されています。

create-next-appとは?

プロジェクトの雛形を自動生成してくれるコマンド

create-next-appとは、Next.jsの公式が提供している、プロジェクトの雛形(テンプレート)を自動で作ってくれるコマンドです。

TypeScriptの設定ファイルや、フォルダ構成、必要なパッケージ(ライブラリ)のインストールまで、一度のコマンドでまとめて済ませてくれます。

Reactシリーズで使ったnpm create viteと役割はよく似ていますが、Next.js専用の設定(ルーティングの仕組みや画像最適化の設定など)まで含めて用意してくれる点が特徴です。

なぜこのコマンドを使うべきなのか

Next.jsのプロジェクトは、フォルダ構成や設定ファイルに一定のルールがあります。

これを手作業でゼロから作ろうとすると、設定ミスが起きやすく、初心者にとってはハードルが高くなります。

create-next-appを使えば、公式が推奨する正しい構成でプロジェクトが作られるため、余計なつまずきを避けて、すぐにコードを書き始められます。

環境構築の手順

手順1:Node.jsのバージョンを確認する

まず前提として、Node.js(ブラウザの外でJavaScriptを動かすための実行環境)がインストールされている必要があります。

ターミナルで以下のコマンドを実行し、バージョンを確認しましょう。

node -v

Next.jsの最新版を使う場合、Node.jsは18.18以降のバージョンが推奨されています。

古いバージョンのままだと、後述のコマンドがエラーになることがあるので注意してください。

手順2:create-next-appを実行する

プロジェクトを作りたいフォルダに移動し、以下のコマンドを実行します。

npx create-next-app@latest my-nextjs-app

npxを付けることで、パッケージを事前にインストールしなくても、最新版のコマンドをその場で実行できます。

my-nextjs-appの部分は、作成したいプロジェクト名に置き換えてください。

手順3:セットアップ時の質問に答える

コマンドを実行すると、ターミナル上でいくつか質問されます。

このシリーズでは、以下の設定で進めることを推奨します。

Would you like to use TypeScript? … Yes
Would you like to use ESLint? … Yes
Would you like to use Tailwind CSS? … Yes
Would you like your code inside a `src/` directory? … No
Would you like to use App Router? … Yes
Would you like to customize the import alias? … No

特に重要なのが「Would you like to use App Router?」の項目です。

必ずYesを選んでください。

Next.jsには以前「Pages Router」という仕組みもありましたが、2026年時点のNext.jsでは廃止されており、現在はApp Routerが唯一の標準です。

このシリーズでも、App Routerを前提に解説を進めていきます。

手順4:開発サーバーを起動する

セットアップが完了したら、作成されたフォルダに移動し、開発サーバーを起動します。

cd my-nextjs-app
npm run dev

ターミナルに以下のようなメッセージが表示されれば成功です。

▲ Next.js 15.x.x
- Local:        http://localhost:3000

ブラウザでhttp://localhost:3000を開くと、Next.jsの初期画面が表示されます。

つまずきやすいポイント

ポートがすでに使われているエラー

ここで、私が実際に遭遇したエラーを1つ共有します。

Reactシリーズで作ったVite製のアプリをバックグラウンドで起動したまま、Next.jsのnpm run devを実行したところ、次のようなメッセージが表示されました。

Port 3000 is in use, trying 3001 instead.

❌ Before:エラーだと思って原因を探し続けてしまった

最初は「エラーが出た、環境構築に失敗したのでは」と焦ってしまい、node_modulesを消して再インストールするなど、見当違いの対処をしていました。

✅ After:メッセージの意味を正しく読む

落ち着いてメッセージを読み直すと、「3000番ポートが使用中なので、代わりに3001番で起動しました」という警告であり、エラーではないことがわかりました。

実際にはhttp://localhost:3001にアクセスすれば、問題なく画面が表示されていました。

Next.jsに限らず、ターミナルに表示される文言が「Error」なのか「in use」のような案内なのかを見分ける癖をつけておくと、無駄な調査時間を減らせます。

不要なポートを使い切りたくない場合は、他の開発サーバーをCtrl + Cで停止してから、改めてnpm run devを実行すれば3000番ポートに戻ります。

まとめ

この記事のポイント

  • create-next-appは、Next.jsのプロジェクトの雛形を自動で作ってくれる公式コマンド
  • セットアップ時は必ず「App Router」をYesにする(Pages Routerは廃止済み)
  • npm run devで開発サーバーを起動し、http://localhost:3000で画面を確認する
  • ポート使用中のメッセージは多くの場合エラーではなく、案内メッセージであることを覚えておく

次に読むべき記事

環境構築ができたところで、次回は作成されたプロジェクトのフォルダ構成、特に中心となるappディレクトリの中身を解説します。

→ 次の記事:プロジェクトのフォルダ構成を理解する(appディレクトリの中身)

タイトルとURLをコピーしました