【AI】業務でそのまま使えるプロンプトテンプレート集

AI

こんにちは、かつコーチです。

ここまでプロンプトの基本、5要素、コンテキストの整理術、ツール別の作法の違いと解説してきました。

今回はシリーズの締めくくりとして、実際の業務でそのままコピペして使えるプロンプトテンプレートをまとめて紹介します。

「メール返信」「議事録要約」「企画書のたたき台作成」など、明日からすぐ使える形にしてあります。

これまでの記事で学んだ「目的・役割・制約・出力形式・例」の5要素を、それぞれのテンプレートにどう落とし込んでいるかも合わせて見てもらえると、応用が効きやすくなると思います。

テンプレート活用の前提

コピペしたあとに書き換える箇所

これから紹介するテンプレートは、いずれも「( )」で囲んだ部分を自分の状況に合わせて書き換えることを想定しています。

丸ごとコピペして、書き換え箇所だけ差し替えれば、すぐに実務で使えます。

自分用にカスタマイズする視点

テンプレートはあくまで出発点です。

自分の業種・職種特有の言い回しや、よく使う条件があれば、都度追記してオリジナルのテンプレートに育てていくのがおすすめです。

前回の記事で触れたように、よく使うプロンプトはメモやファイルに保存しておき、使い回せる形にしておくと効率が上がります。

テンプレート1:メール返信

そのまま使えるプロンプト例

あなたは丁寧で誠実な対応を得意とするビジネスパーソンです。

以下の受信メールに対する返信メールを作成してください。

条件:
・丁寧語(です・ます調)で統一する
・結論を最初に述べる
・300字程度にまとめる
・(返信のトーン:謝罪/感謝/依頼への回答 のいずれかを指定)

出力形式:
件名と本文を分けて出力してください。

受信メールの内容:
(ここに受信メールの本文を貼り付け)

使うときのポイント

トーン(謝罪・感謝・依頼への回答など)を明示すると、文面の温度感がぶれにくくなります。

クレーム対応など特に慎重に扱いたいメールは、AIの返信案をそのまま送らず、必ず自分の言葉で最終チェックしてから送信することをおすすめします。

テンプレート2:議事録要約

そのまま使えるプロンプト例

以下の会議メモをもとに、議事録を作成してください。

出力形式:
1. 会議の目的(1行)
2. 決定事項(箇条書き)
3. 次回までのアクションアイテム(担当者名も明記)
4. 保留・要検討事項

会議メモ:
(ここに会議中に取ったメモを貼り付け)

使うときのポイント

「担当者名も明記」という制約を入れておくと、誰が何をやるかが曖昧なまま議事録が確定してしまう事故を防げます。

メモが箇条書きで断片的でも、AIはある程度文脈を補って整理してくれますが、話者が誰の発言か分かりにくい場合は、事前に発言者名をメモに残しておくと精度が上がります。

テンプレート3:企画書のたたき台作成

そのまま使えるプロンプト例

あなたは経験豊富な企画担当者です。

以下のテーマについて、企画書のたたき台を作成してください。

テーマ:(企画のテーマを記入)
目的:(この企画で達成したいことを記入)
ターゲット:(対象となる顧客・部署などを記入)
予算感:(あれば記入。なければ「未定」でも可)

出力形式:
1. 企画概要(3行程度)
2. 背景・課題
3. 施策内容(3案)
4. 想定スケジュール
5. 想定される懸念点

使うときのポイント

「懸念点」まで出力させておくと、企画会議で突っ込まれそうなポイントを事前に洗い出せます。

たたき台として使い、実際の数字や社内事情に合わせて肉付けしていく前提で活用するのが現実的です。

テンプレート4:SNS投稿文の作成

そのまま使えるプロンプト例

あなたはSNSマーケティングに詳しい担当者です。

以下の情報をもとに、SNS投稿文を3案作成してください。

投稿する内容:(伝えたい情報を記入)
プラットフォーム:(X/Instagram/Facebook等を記入)
トーン:(カジュアル/フォーマル 等を記入)

条件:
・1案あたり140字以内
・ハッシュタグを3つ添える
・案ごとに違う切り口(例:メリット訴求型、体験談型、疑問提起型)にする

使うときのポイント

「違う切り口で3案」という指定がポイントです。

同じ切り口の案を並べても比較しづらいため、意図的に切り口を変えさせることで、選択肢としての価値が高まります。

テンプレート5:文章の添削・リライト

そのまま使えるプロンプト例

以下の文章を、プロの編集者の視点で添削してください。

条件:
・誤字脱字があれば指摘する
・冗長な表現は簡潔に言い換える
・一文が長い箇所は分割する
・言い回しの重複があれば指摘する

出力形式:
1. 添削後の全文
2. 主な修正点とその理由(箇条書き)

添削対象の文章:
(ここに文章を貼り付け)

使うときのポイント

「修正点とその理由」まで出力させることで、単に直してもらうだけでなく、自分の文章の癖を学ぶ機会にもなります。

私自身、このテンプレートでブログ記事の下書きを添削してもらうたびに、「同じ接続詞を連発しがち」といった自分の書き癖に気づかされています。

テンプレートを組み合わせて使うコツ

前工程の出力を次工程の入力にする

これまで紹介したテンプレートは、単体で使うだけでなく、組み合わせて業務フローとして使うこともできます。

たとえば「会議メモ→議事録要約→企画書のたたき台」という流れであれば、テンプレート2で作った議事録をそのままテンプレート3の「背景・課題」欄に貼り付けて使う、という具合です。

先ほど作成した議事録の「決定事項」を踏まえて、
テーマ「◯◯の改善」についての企画書のたたき台を作成してください。

前の記事で紹介した「コンテキストエンジニアリング」の考え方どおり、必要な部分だけを次のプロンプトに引き継ぐことで、精度の高いアウトプットを保ったまま作業を進められます。

テンプレートは定期的に見直す

AIツールはアップデートが頻繁なため、同じテンプレートでも半年後には出力の傾向が変わっていることがあります。

「最近このテンプレートの出力の質が変わったな」と感じたら、条件を追加・修正して育てていく意識を持つとよいでしょう。

つまずきやすいポイント・注意点

テンプレートに頼りきらない

テンプレートは便利ですが、機械的に埋めるだけでは、状況に合わない回答が返ってくることもあります。

特にメール返信や企画書のように相手や状況によって最適解が変わるテーマでは、テンプレートの出力をそのまま使わず、必ず自分の目で内容を確認し、必要な部分は自分の言葉で調整することを忘れないようにしてください。

AIはあくまで「たたき台を素早く作る」ための道具であり、最終判断は自分自身が行うという姿勢が大切です。

まとめ

この記事のポイント

  • メール返信・議事録要約・企画書のたたき台作成など、業務でそのまま使えるテンプレートを5つ紹介した
  • 各テンプレートは「目的・役割・制約・出力形式・例」の5要素を土台に作られている
  • テンプレートは組み合わせて業務フローとして使うこともできる
  • テンプレートに頼りきらず、最終的な内容確認は必ず自分で行う

次に読むべき記事

プロンプトエンジニアリングシリーズはこれで一区切りです。

ここからは、ChatGPT・Gemini・Claudeそれぞれのツール別の活用法を、もう少し具体的に掘り下げていきます。

まずはChatGPTの基本から見ていきましょう。

→ 次の記事:ChatGPTとは?始め方と基本的な使い方

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