【Claude】Claude Designでデザイン・スライドを作る

AI

こんにちは、かつコーチです。

前回は、Claude Codeの基本操作とCLAUDE.mdの書き方を紹介しました。

今回は、2026年に登場した「Claude Design」を取り上げます。

コードを書くClaude Codeに対して、こちらは資料・スライド・簡単なプロトタイプといった「見た目のあるもの」を作るための機能です。

デザインの専門知識がなくても扱えるのか、実際に試した内容をもとに紹介していきます。

Claude Designとは?

Claude Codeとの違い

Claude Codeが「動くプログラム」を作るのが得意なのに対して、Claude Designは「見せるための資料」を作るのが得意です。

具体的には、次のようなアウトプットを想定して作られています。

  • プレゼンテーション用のスライド
  • Webサイトやアプリの見た目(プロトタイプ)
  • SNS投稿用のビジュアル素材のたたき台

コードを1行も書かなくても、「こういう内容のスライドを作って」と日本語で伝えるだけで、レイアウトや配色を含めた形でアウトプットしてくれるのが特徴です。

なぜ「上級者向け」なのか

一見便利そうに見えるClaude Designですが、私はこの記事のレベルを「上級者向け」に設定しています。

理由は、ただ指示を出すだけでは「なんとなく整ったけれど、意図と違うデザイン」になりやすいからです。

良いアウトプットを引き出すには、次のような前提知識があったほうが圧倒的にスムーズです。

  • 伝えたい情報の優先順位を自分の中で整理できていること
  • 「どんな雰囲気にしたいか」を言語化できること(例:信頼感重視、親しみやすさ重視など)
  • 出てきた案を見て「ここを直してほしい」と具体的に指摘できること

つまりClaude Designは、デザインの知識がなくても操作はできますが、「良いものに仕上げる」ためには、Claude Codeとはまた違ったコミュニケーション力が求められるツールだと感じています。

実践例:スライド・プロトタイプ作成

スライドを作ってみた体験

私が実際に試したのは、セミナー用の簡単な自己紹介スライドの作成です。

まず、伝えたい内容を整理せずにいきなり依頼してみました。

私:自己紹介スライドを作ってください。

結果は、それらしい体裁のスライドが出てきたものの、内容が一般的すぎて「これは誰のスライドでもない」という印象でした。

そこで、伝える情報を整理してから、もう一度依頼し直しました。

私:以下の内容で、3枚構成の自己紹介スライドを作ってください。

1枚目:名前「かつコーチ」、肩書き「Web制作・技術ブログ運営」
2枚目:得意なこと(PHP/Laravel、AIツール活用)を箇条書きで3つ
3枚目:発信しているメディア(技術ブログ、AI活用ブログ)と一言メッセージ

雰囲気:清潔感があり、信頼感を重視したデザインでお願いします。

このように情報を具体的に渡した結果、1回目とは比べものにならないほど「使えるたたき台」に近いスライドが出てきました。

やはりデザインツールであっても、良いアウトプットの半分以上は「何を伝えたいかの整理」にかかっている、と実感した体験でした。

プロトタイプ作成のプロンプト例

スライドだけでなく、簡単なWebページの見た目(プロトタイプ)を作ることもできます。

私が試したのは、問い合わせフォームのデザイン案です。

私:シンプルな問い合わせフォームのデザイン案を作ってください。
   入力項目は「お名前」「メールアドレス」「お問い合わせ内容」の3つです。
   ボタンの色はブランドカラーの青系を基調にしてください。

この指示だけで、実際に画面に配置されたフォームのレイアウト案が生成されました。

「文章で伝えた内容が、見た目のある画面として返ってくる」というのは、これまでのチャットAIにはなかった体験で、率直に驚きました。

出てきた案を修正するときのコツ

一発で完璧なものが出てくることは、私の経験上ほとんどありません。

修正を依頼するときは、「なんとなく違う」ではなく、要素を絞って具体的に伝えることを意識しています。

❌ 悪い例:もっといい感じにしてください

✅ 良い例:2枚目のスライドの文字が小さいので、見出しの文字サイズを
         大きくしてください。配色はそのままでお願いします。

「どこを」「どう変えるか」「変えなくていい部分」までセットで伝えると、意図しない箇所まで変わってしまう事故を防げます。

私も最初のころは「もっとおしゃれにして」とだけ伝えて、全体の配色ごと変わってしまい、逆に手戻りが増えた経験があります。

つまずきやすいポイント・注意点

「ゼロから発想」は苦手な場面がある

Claude Designは、こちらが情報を渡した上で「形にする」のは得意ですが、「何も決まっていない状態から企画そのものを考える」のはやや不得意だと感じています。

企画・構成部分は通常のClaude(チャット)で壁打ちしてから、固まった内容をClaude Designに渡す、という2段階の使い方が今のところ一番しっくりきています。

ブランドイメージの一貫性は人がチェックする

複数のスライドや資料を作る場合、細部の配色やフォントの使い方に微妙なブレが出ることがありました。

特に会社やブランドとして発信する資料の場合は、既存の資料と並べて一貫性を確認する工程を必ず挟むようにしています。

AIに「前回と同じテイストで」と伝えても、完全に同一にはならないことがある、という前提で運用するのが安全です。

著作権・商用利用の範囲は要確認

生成されたデザイン素材を実際に対外的な資料として使う場合は、利用規約や商用利用の範囲を事前に確認しておくことをおすすめします。

私は個人ブランドの資料に使う前に、必ず利用規約のページに目を通すようにしています。

AIツールの利用規約は更新されることがあるため、本格的に使う際は最新の情報を確認してください(本記事の検証時点:2026年8月)。

まとめ

この記事のポイント

  • Claude Designは、スライドやプロトタイプなど「見た目のあるもの」を作るための応用機能
  • 良いアウトプットを引き出すには、伝えたい情報の優先順位を自分で整理しておくことが重要
  • 修正依頼は「どこを」「どう変えるか」を具体的に伝えると精度が上がる
  • 企画段階は通常のClaudeで壁打ちし、固まった内容をClaude Designで形にする2段階運用がおすすめ
  • 商用利用する場合は、利用規約を事前に確認する

次に読むべき記事

Claude CodeとClaude Designを紹介したところで、次回はいよいよ「Cowork」という機能を取り上げます。

これまでの記事が「1つの作業をどう頼むか」だったのに対し、Coworkは「一連の作業をまとめて任せる」という、また一段違うアプローチのツールです。

→ 次の記事:Coworkとは?Claudeに一連の作業を任せる新しい使い方

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