こんにちは、かつコーチです。
前回は、Claude Codeが「AIが自分でファイルを作り、コマンドを実行するツール」であることを解説しました。
今回は実際に手を動かして、インストールから基本操作、そしてClaude Codeを何倍も使いやすくするCLAUDE.mdというファイルの書き方まで、具体的に紹介していきます。
Claude Codeの始め方
インストール手順
Claude Codeは、ターミナル上で動くCLI(コマンドラインインターフェース)ツールです。
Node.jsという実行環境がインストールされていれば、以下のコマンド1行で導入できます。
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
インストールが終わったら、作業したいプロジェクトのフォルダに移動して、次のコマンドで起動します。
cd my-project
claude
起動すると、対話画面が立ち上がります。
あとはチャット感覚で日本語で話しかけるだけです。
最初にやるべき「自己紹介」
私が最初につまずいたのは、いきなり複雑な作業を頼んでしまったことでした。
Claude Codeは今どんなプロジェクトを触っているのか分からない状態からスタートするので、最初に状況を伝えてあげると格段に精度が上がります。
私:このプロジェクトはどんな構成になっていますか?
ファイル一覧を見て、簡単に説明してください。
このひとことを挟むだけで、Claude Codeがフォルダ構成を自分で確認し、「このプロジェクトはこういう構成ですね」と要約してくれます。
いきなり本題に入るのではなく、まず現状把握をさせる、というのが最初の一歩としておすすめです。
基本のコマンド操作
Claude Codeには、チャット以外にもいくつか覚えておくと便利な操作があります。
| 操作 | やり方 | できること |
|---|---|---|
| 通常の指示 | そのまま日本語で入力 | ファイル作成・修正・調査などを依頼する |
| スラッシュコマンド | / から始まる入力 | /clear(会話履歴のリセット)などの定型操作を呼び出す |
| ファイル参照 | @ファイル名 | 特定のファイルを指定して質問・修正を依頼する |
| 中断 | Escキー | 実行中の作業を途中で止める |
特に @ファイル名 を使ってファイルを直接指定する方法は、「このファイルのここを直して」という依頼をするときに、Claude Codeの理解が格段に正確になるのでよく使っています。
CLAUDE.mdの書き方
CLAUDE.mdとは何か
Claude Codeを使い込んでいくと、必ず出てくるのがCLAUDE.mdというファイルです。
これは、プロジェクトのルールや前提知識をあらかじめ書いておくための「引き継ぎ書」のようなファイルです。
プロジェクトのフォルダ直下にCLAUDE.mdという名前でファイルを置いておくと、Claude Codeは会話を始めるたびにこの内容を自動的に読み込んでくれます。
毎回同じ説明を繰り返さなくて済むようになるのが最大のメリットです。
実際に書いてみたCLAUDE.mdの例
私がブログ運営の作業効率化のために作ったCLAUDE.mdを、簡略化して紹介します。
# ブログ記事管理プロジェクト
## このプロジェクトについて
「かつコーチ」名義の技術ブログ記事を管理するプロジェクトです。
記事はMarkdown形式で `posts/` フォルダ以下に保存します。
## 文体のルール
- です・ます調で統一する
- 導入文には必ず「こんにちは、かつコーチです。」を入れる
- 一文はできるだけ短く、文末で改行する
## 作業時の注意
- 既存の記事ファイルは上書きせず、新規ファイルとして作成する
- ファイル名は `NN-スラッグ.md` の形式にする
- 記事の文字数は本文2,000〜3,000字を目安にする
このファイルを置いてから、「新しい記事を書いて」とお願いすると、文体やファイル名のルールをいちいち説明しなくても、最初からルールに沿った形でファイルを作ってくれるようになりました。
CLAUDE.mdを書くときのコツ
私が実際に何度も書き直して分かったコツを3つ紹介します。
1. 「やってほしいこと」より「守ってほしいルール」を書く
具体的な作業内容よりも、プロジェクト共通のルール(命名規則、文体、フォルダ構成など)を書くほうが再利用性が高くなります。
2. 箇条書きで簡潔にまとめる
長い説明文で書くと、AIが重要な部分を読み飛ばしてしまうことがありました。
見出しと箇条書きで整理したところ、指示の反映精度が明らかに上がったのを実感しています。
3. こまめに更新する
一度書いて終わりにせず、「このルールを守ってくれなかった」という場面があれば、その都度CLAUDE.mdに追記していきます。
私も最初は数行しか書いていませんでしたが、使いながら育てていくうちに、今では自分専用の「作業マニュアル」のような形に育ちました。
つまずきやすいポイント・注意点
CLAUDE.mdを置いたのに反映されない
私が最初にハマったのは、CLAUDE.mdをプロジェクトの奥深いフォルダに置いてしまい、Claude Codeに認識されなかったケースです。
CLAUDE.mdは、Claude Codeを起動するフォルダ(プロジェクトのルート)に置く必要があります。
サブフォルダに置いても自動では読み込まれないので、置き場所には注意してください。
ルールを詰め込みすぎると逆効果
最初は「あれもこれも書いておこう」と欲張って、CLAUDE.mdがどんどん長くなってしまいました。
しかし内容が多すぎると、逆に重要なルールが埋もれてしまい、守られない指示が増えてしまう経験をしました。
本当に守ってほしい核心的なルールだけに絞り、細かい例外は都度チャットで伝える、という使い分けがちょうどよいバランスだと感じています。
指示は「具体的な完了条件」まで伝える
「いい感じに直しておいて」という曖昧な指示だと、Claude Codeなりの解釈で作業が進んでしまいます。
「〇〇というエラーが出なくなるまで直す」「このテストが通るまで修正する」というように、完了の基準まで伝えると、作業のズレがぐっと少なくなりました。
まとめ
この記事のポイント
- Claude Codeは
npm install -g @anthropic-ai/claude-codeで導入し、プロジェクトフォルダでclaudeと入力するだけで起動できる @ファイル名でファイルを指定すると、指示の精度が上がるCLAUDE.mdはプロジェクトのルールを事前に伝えておく「引き継ぎ書」で、ルート直下に置く必要がある- ルールは詰め込みすぎず、核心的な内容に絞って書くのがコツ
- 指示には「完了条件」まで含めると、ズレが少なくなる
次に読むべき記事
基本操作が分かったところで、次回はさらに応用的な「Claude Design」を紹介します。
Claude Codeがコードを書くツールだとすると、Claude Designはデザインやスライドを作るためのツールです。
同じClaudeの応用機能として、あわせて押さえておくと活用の幅が広がります。
→ 次の記事:Claude Designでデザイン・スライドを作る