【水泳コーチ】水泳指導について

水泳

前回、水泳の仕事内容について書きましたが、

今回は指導のみについて書きます。

ここでは、乳幼児、幼児、学童、育成、選手、中高生、成人、マスターズ、

以上8つに分けて紹介します。

乳幼児の指導

乳幼児は、まだ首が座っていない産まれたばかりの子供から、

2才児くらいまでを対象にするのですが、コーチが直接指導するのではなく、

お母さんが子供を抱っこした状態で一緒に入るスタイルが主です。

子供を指導するというよりは、お母さんを指導すると言っても良いです。

水の中は、お母さんお腹の中の状態と近い状態になり、子供は安心することから、

健康的な体作りの一環として、多くの施設で取り入れています。

お母さんと向き合うことが多く、小さな子供もいるので、

母性に反応するところからも、女性コーチが向いていると言えます。

昨今ではお父さんが一緒に入ることも増えて来ています。

私も何度か指導したことがありますが、結構違和感があります(笑)。

「やっぱり女性コーチにお願いしたい!」としか言えません(笑)。

幼児の指導

幼児は小学校に入る前の未就学児ということですが、

施設によっては2才半からやっているところもあります。

幼児指導で、最も気を付けなければいけないのは、溺れる可能性が高い点です。

指導中気づいたら溺れるなんてことは、日常茶飯事です。

コーチは細心の注意を払う必要があり、指導する人数が多い場合は2人で指導する、

監視業務の人に様子を見てもらうなどの必要があります。

特に、ちょっと泳げるようになったときが一番危険です。

子供は好奇心旺盛で、ちょっとしたことで行動を起こすので、

気がついたら足の届かない場所で溺れている、友達同士で遊んでいて溺れている、

なんてことがあります。

一方指導では、この時期の子供は神経系が非常に発達しているので、

覚えることが早く、子供によっては5才で4泳法とも泳げちゃう子もいます。

しかし、一番は楽しいって思ってもらうことが大切なので、

過度に要求しすぎないようにしましょう。

一番大変だけど、一番楽しいです(笑)!

幼稚園児は、中にはトイレができない子もいるので、

そっちの世話も大変です!

プールの中でしちゃったなんて日常茶飯事ですよ(笑)!

学童の指導

学童の指導は、小学生が対象です。

小学生ともなると、様々な特徴をもった子供が来ます。

やんちゃな子、おとなしい子、肥満の子、何考えてるか分からない子などなど(笑)。

でも、子供は子供ですから、話をしてみると純粋な答えが返って来ます。

指導では、全く泳げない子もいますし、どんどん上達していく子もいます。

コーチをやっていると上手になっていく子に目がいきがちですが、

なかなか上達しない子を育てることこそが、コーチングスキルの見せ所です。

クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライの4つを習得したら、

タイム測定班を取り入れているところも多いです。

親が求めているものを提供してあげることは大切ですが、

子供に「水泳が好きだ」と思ってもらうことが一番大切です。

育成の指導

育成は一般の学童クラスなどから、選手クラスへ移行する際の途中のクラスです。

多くのクラブで取り入れていて、主に小学生から中学生が対象です。

育成は、速く泳げるようになるための準備期間のようなもので、

心技体と呼ばれる基礎部分をつくっていく上でとても大切です。

一般クラスから上がって来たばかりの子供たちは、

今までと違った環境に慣れるのに必死になります。

クラブによっては、土日の練習、朝練、合宿など練習量も増えるので、

中には、泣き出す子や、ついていけなくて辞めてしまう子もいます。

大会にも出場していき、勝つ経験、負ける経験をしていきます。

子供たちは、ただでさえ練習量が増えてしんどいのに、

そこに親やコーチの期待を背負うことになるので、

子供たちにプレッシャーを与えていないか注意を払う必要があります。

この時期の子供たちには、過度な練習量は必要ないと考えます。

選手の指導

選手クラスは、競泳で言うと速くなるためのクラスで、主に中高生が中心になります。

当然ながら、育成クラスとは練習量内容がハードになりますので、

コーチは育成クラスから選手クラスへ移行する際は、注意が必要です。

選手クラスにいる多くの子供たちは、青春の多くを水泳に費やすことを考えれば、

コーチは常に選手のことを考え、サポートしていかなければなりません。

当然、自己管理ができなければ、上へいくことはできません。

選手クラスのコーチは休みがないといいますが、確かにそうです。

しかし、一方で子供たちと青春を共にすることができ、

コーチも子供たちから学ぶことが多いです。

選手、親、コーチが、同じ目標に向かって歩んでいけることは、

何物にもかえがたいものがあります。

逆に、それがずれていると、なかなか上手くいかないところが、

選手クラスの難しいところです。

コーチは常に選手の一歩前をいかなければならず、

選手が大会で最高のパフォーマンスができるようにサポートする必要があります。

よって、より多くの知識とスキルが必要になります。

中高生の指導

中高生クラスは、学童クラスを終えて、中高生になった子供たちが対象です。

「水泳は続けたいけど、選手クラスにはいきたくない。」という子が殆どです。

水泳が好きで続けたいという場合が多いですが、現状として続かない子が多いです。

理由としては、「目標がない」からです。

泳げない子は別ですが、ある程度泳げると、中高生にとっては目標がありません。

だから、目標をつくることと、水泳が楽しいと思ってもらうための工夫が必要になります。

また、中高生にもなると、触って指導というのが難しくなります。

それなりに、指導スキルが必要になります。

成人の指導

成人の指導は、高校を卒業した18歳以上からが対象ですが、

殆どの方が40代~60代の方が中心です。

趣味や健康の一環として来ている方が多く、

体がかたかったり、リハビリで来ていたり、様々な事情で来ている方が多いです。

「本当は、レッスンに入りたいけど。。。」と思っている方も多いので、

「一緒にレッスンに入りませんか?」と声をかけることが大切です。

そして、子供とは違い、事細かな指導が必要になります。

指導するとき、コーチの頭を悩ませることでしょう。

成人の指導で得たものは子供の指導スキルアップにもつながるので、おすすめです。

マスターズの指導

マスターズは、元々水泳をやっていた方や、もっと泳ぎたい方が多いです。

一般の成人の方よりもそれなりに泳げるので、

マスターズ専用コースを設けているところもあります。

しかし、大人であることには変わりないので、無理をしないことが大切です。

成人の会員さんとマスターズ大会などにも、一緒に出場してみても良いでしょう。

生涯スポーツとしての水泳の楽しみを感じられると思います。

まとめ

以上、水泳の指導についてでした。

教えることは同じようなことでも、対象によってそれは異なります。

しかし、子供で教えていたことが、成人の指導へとつながったり、

成人で教えていたことが、子供の指導へとつながったりすることが多いので、

いろんな場面で指導してみると面白いですよ。

もし、水泳指導に興味がある方の参考になれば幸いです。

タイトルとURLをコピーしました